広告費をかけずに成功をおさめる集客方法

店舗経営で集客にお悩みの事業主さんからのご依頼で、ペルソナ策定やカスタマージャーニーなど新規事業の準備期間に必要なサポートをさせていただいたことがあります。

ヒアリングの過程でご質問いただいたのが、
「集客とマーケティングの違いは何ですか?」
「ネットで集客するにはどうすればいいですか?」
「広告の集客とは何ですか?」
といったことでした。

まずご説明したのが、web集客には大きく分けて「広告集客」と「オーガニック集客」の2種類の手段があるということでした。

広告集客とは、グーグルやインスタ、facebookやX(旧Twitter)あるいはtiktokに広告費を支払って広告を打ち出す手法です。
オーガニック集客とは、そうした広告をせず、検索エンジンやSNSの自然流入を利用したwebマーケティング手法のことを指します。

広告集客のイメージ
広告集客はいわば
「チラシをくばる」ようなもの
てっとりばやくサービスの認知と集客が可能
オーガニック集客のイメージ
オーガニック集客は「訪れてみたい」と思わせる
「店舗づくり」のようなもの
サービスの魅力を伝えリピート集客が可能

どちらもweb集客をするにあたって必要な方法ですが、いずれの手法を行うにせよ、まずお伝えしたいのは「集客の土壌をつくることが、集客成功への近道です」ということです。

土壌とは、事業あるいはサービスのコンセプトやターゲティングをしっかり行い、ホームページにしろインスタグラムといったSNSアカウントにしろ、サービスの魅力を「可視化」する場所のことです。

ネット広告で、あるいはgoogle検索やSNSのタイムライン上で。
サービス内容を目にした人がホームページやプロフィール画面に訪れた時に、「魅力的だな」と思えなければ問い合わせや予約にはつながりません。
土壌をしっかり作ったうえで、「広告集客」と「オーガニック集客」を検討していくことが大切です。

目次

広告集客とは?メリットとデメリット

googleやInstagram、facebookやX(旧Twitter)あるいはtiktokに広告費を支払ってネット広告(リスティング広告)を打ち出す手法が「広告集客」。
広告が表示されるのは、googleの検索結果の上位にある「スポンサー」と目印がある場所や、SNSでいえばタイムラインに流れてくる「広告」と書かれている場所になります。

広告集客のメリットは、なんといっても短期的にサービス認知と顧客獲得をすることができること。
デメリットは、広告費用(毎月10万以上が相場)が高く、費用対効果が見込めない場合があることです。
また、サービス内容にもよりますが、広告は消費者であるターゲットが違和感を覚えることが多く、「なんだ広告か」と逆効果になるリスクもあります。

とはいえ、専門知識と技術、潤沢な広告予算があれば、十分な効果が見込まれる集客手法です。

オーガニック集客とは?メリットとデメリット

検索エンジンやSNSの自然流入を利用したマーケティング手法が「オーガニック集客」。

メリットは、広告費用を抑えながら継続的に集客効果が得られること、消費者に信頼性があるサービスだと認知してもらえることです。
デメリットは、効果が出るまでに時間がかかることと、情報の元となるコンテンツの作成と質の向上に専門知識と技術が必要になることです。

オーガニック集客は、いちど軸となる発信情報や作業フローを確立しておけば、自社内で運営していける手法ともいえます。

「広告費をかけず」の定義

広告集客とオーガニック集客の違いを把握した上で考えると、「広告費をかけず」の定義が見えてくるのではないでしょうか。

マーケティング会社やSNS運用代行会社がよくうたっているのが「広告費をかけない集客」です。
googleやInstagramの広告欄に自社のバナーやサイトURLへの誘導を行うには、毎月最低でも10万ほどの費用をかけなければ効果はない、と言われています。

この広告費用にあたるものをかけずに、自然流入といわれる、ホームページやブログで良質な記事を発信したり、インスタグラムでフォローしたくなるような投稿を行うことを目指す、のがここでいう「広告費をかけず」にあたります。

「成功をおさめる」とは何をさすのか?

広告集客にしろオーガニック集客にしろ、外注で行う場合、「成功をおさめる」が、クリック数やフォロワー数になってしまいがちですが、これには落とし穴があります。

web集客を外注で請け負った場合、外注先はあなたに集客効果を「数字」で示さねばなりません。
ですので、クリック数やフォロワー数が指針となることが多いのです。しかし、クリック数やフォロワー数が多ければ「成功した」と言えるのでしょうか?

「成功をおさめる」とは何をさすのか?
ただクリックしてもらった数、フォローしてもらった数、ではなく、最初にきちんと目的(KPI)を定義しておくことが重要です。
毎月の「問い合わせ数」なのか、「予約数」なのか。お客さんごとの単価ではじき出される「売上」なのか。
もちろん、クリック数やフォロワー数が増えれば「数打てば当たる」で、問い合わせ数も売り上げも増えます。が、その分広告集客であればコストも増えていきます。

前回の記事「集客の悩みは五里霧中。成功事例にみる集客のコツ」でお伝えしたとおり、効率よく集客を行うには、網漁よりも一本釣り、「ペルソナ」を元にコンテンツの質を上げていくことが有効です。このマーケティング手法で集客を行った場合、クリック数やフォロワー数はそれほど伸びません。しかしホームページの閲覧数やフォロワー数に対しての問い合わせ数の割合は増えていきます。

集客の土壌をつくることが集客成功への近道

「集客を外注に丸投げしたい」と考える事業主さまをお見かけしますが、丸投げといえど、「広告集客」と「オーガニック集客」の2つのアプローチはまったく違う、という点を認識しておかなければなりません。

なぜなら、依頼する会社が違うからです。
広告集客を丸投げしたい場合は「広告運用代行」会社に依頼すべきで、オーガニック集客をやってほしい場合は「SNS運用代行」や「SEO対策マーケティング」をうたっている会社に依頼すべきだからです。

十分な広告予算があれば、それらをすべて請け負っているマーケティング会社やweb制作会社などに依頼する方が費用対効果は高いかと思います。
予算が限られている場合は、まずは「土壌」であるホームページ制作やSNS運用代行を外注し、サービスの魅力を伝える場所を充実させていくことをおすすめします。

web集客で成功を収めるためのポイント

web集客で重要なのは、「広告集客」「オーガニック集客」それぞれのメリットとデメリットを理解し、サービス内容に適した、あるいはサービスが育っていくそれぞれのフェーズごとに、2つの手法のバランスをとりながら集客手法を探っていくこと。
そうすれば、どうすれば広告費をかけずにweb集客できるのか、という最適解がおのずと導きだされていきます。

ナギハネでは、「広告集客」「オーガニック集客」どちらの集客手法に力をいれていくべきなのか、まずは十分なヒアリングを行った上で、サービスを届けたいターゲットとペルソナの策定、そこから考えられる集客の土壌をつくることからご提案しています。

サービスのコンセプトやターゲット、ペルソナが見えてきた段階で、広告集客でサポートさせていただくのか、オーガニック集客でサイト運用あるいはSNS運用代行をさせていただくのか、請け負う内容を相談させていただいています。
もちろん、それらを複合的に組み合わせた、長期的な集客施策のロードマップもお作りしています。


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